サービス業での独立開業・起業のリスクが高い理由

サービス業での独立開業・起業は難しい?

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独立開業・起業に人気の業種はサービス業です。コンビニ・飲食店・カフェ・学習塾・美容室などなど。

 

しかし人気はあるが、失敗して廃業する人も多い業種です。

 

実際にサービス業での独立開業・起業で成功するにはどうすれば良いのか、今後サービス業での独立開業・起業はどうなっていくのか、を考えてみたいと思います。

 

日本のサービス業は市場が飽和状態になっている

 

サービス業の多くは市場が飽和状態であることに間違いありません。

 

いま時、サービス業で独立開業・起業しようとして、ライバル店が少なく需要の大きいブルーオーシャンである立地・職種なんてものはいくら探しても存在しません。

 

需要よりも供給が勝ってきている立地・職種がほとんどです。

 

それでも新しい店がどんどんできますよね。

 

なぜなのか?

 

  • 人間は新しいモノを好む傾向がある
  • 自分は勝てると思い込む

 

上記2つが新規出店が続く理由でしょう。

 

1の新しいモノを好む傾向というのは単純に新規出店するだけで勝ちです。

 

誰しも新しくできたものには興味を持ちますし、設備が最新で綺麗なものを好むので、後発が有利になります。

 

しかし、これも1年ぐらいのメリットで、1年以上経てばまた新しいものが出来てきますし、自分の店舗は古くなります。

 

2の自分だけは違うと思い込むことですが、まぁこれは誰でも独立開業・起業するときに失敗することを見越してやらないわけで、新規出店する店は何か勝てる見込みがあるから出店していきます。

 

後発の店舗でもメリットはあるわけです。だからどんどんと新規店舗ができていきます。

 

しかし、これはスプラップビルドを繰り返しているだけで、市場は大きくなっていないんですね。

 

日本のサービス業は成熟しきっている

 

日本ではサービス業が飽和状態になっています。

 

それゆえ、考えられる全ての付加価値を様々な店舗が実施しているのでサービス業自体が成熟しきっているのです。

 

約20年前、サービス業では「清潔にすること」が流行る店舗の条件として掲げられていました。

 

今考えると当たり前のことなんですが、当時はそれが出来ていない店舗が多かったので、掃除する=店舗を清潔にするだけで集客できていました。

 

今はどの店も綺麗になっています。綺麗が当たり前になっており、それだけでは集客できません。

 

清潔にすることが付加価値ではなくなったのです。

 

 

そもそも清潔にすることを「クレンリネス」と呼び、清潔な状態を維持することを徹底し始めたのが確かマクドナルドだったと記憶しております。

 

飲食店を中心に「クレンリネス」が広まり、今やサービス業のスタンダードとなりました。

 

少し前までは学習塾なんかはそれほど綺麗な店舗というのは見かけなかったのですが、今やサロン風の綺麗な学習塾が一般的になってきています。

 

また店舗のホームページなんていうのも今は当たり前になっています。

 

ホームページを持たない店舗なんて存在しないと言えるくらいまで広まっています。

 

ホームページを持っていることがスタンダードになり、今はいかにして検索結果で自店舗を上位表示させるかのSEO対策が差別化に繋がってきています。

 

自店舗のホームページを作りたい、変えたい、多くの人に見てもらいたい、という悩みをお持ちの方は困った時にはこのツール!の記事をご覧ください。SEO対策できるホームページ作成マニュアルを紹介しています。

 

これもじきに多くの店舗が行うことになっていき、SEO対策を行うことがスタンダードとなっていくでしょう。

 

 

市場というのは付加価値を追求することで、それが付加価値でなくなっていき、更なる付加価値を見出さなければならなくなります。

 

さらに今はインターネットの発達により、競合店の情報はすぐに手に入ります。

 

他店と何か差別化できるようなアイデアを思いついたとしても、すぐに他店がマネをするので、よほど再現性の難しい手法でない限り差別化ではなくなります。

 

一昔前は他店にマネをされるまでの間、稼ぐことができていたかもしれませんが、今はその時間がありません。

 

はっきり言って今の時代、サービス業で差別化なんてほぼ不可能なんです。

 

差別化できたとしても長くは続きません。

 

これがサービス業で独立開業・起業する難しさの大きな要因です。

 

日本のサービス業は生産性が著しく低い

 

日本は世界の先進国のなかでも生産性が低いと言われています。

 

特にサービス業は生産性が著しく低い。

 

これは成熟した市場であるサービス業では付加価値をつけることができないので、長時間労働をすることによって、労働による成果量をカバーしているからです。

 

生産性とは

 

労働による成果量÷総労働量

 

で求められます。

 

サービス業では市場が成熟して付加価値をつけにくくなっているため、全体的に価値が上がりません。

 

ですので成果量を増やそうとすると労働量を増やすという選択肢になります。

 

 

飲食店でディナータイムだけでは売上が少ないからランチタイムも営業しようという流れです。

 

さらには24時間営業の居酒屋なんていうのも見かけますよね。

 

これは付加価値が作れないのを「営業時間の長さ」でカバーしようとする結果です。

 

これで成果量は上がります。営業時間を長くすれば基本的に売上は上がりますから。

 

しかし、営業時間を長くするということはその分、残業代を多く支払わなければなりません。ですので総労働量も増えます。

 

結果、分母が大きくなるので生産性は下がります。

 

これがサービス業における負のスパイラルです。私も経験しました(笑)

 

飲食店経営、収入はどれくらい?の記事でも私の失敗談を紹介しています。

 

サービス業ではこれが今まさに行われている現実です。

 

これでは稼ぐことはできないのです。

 

今後サービス業で独立開業・起業するために必要なこと

 

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先述したように、ちょっとしたアイデアなんかは競合店にすぐにマネされるので、付加価値・差別化ではなくなります。

 

 

飲食店ではよく似たロゴや店内レイアウトを使用して裁判になったりしていますよね。

 

業態ごとパクるというのが平然と行われている非情な世界です。

 

たまに間違えて入店してしまったりしますからね。入ってから「あ、ここは鶏貴族じゃなかったんだ」って気付くとかね(笑)

 

 

業態・価格・レイアウト・ロゴ、流行れば全てパクられます。

 

後発の方が少し値段を下げたりしてるからタチが悪い。同じような店舗なら安い方で、となりますからね。

 

では今後、サービス業で独立開業・起業するためにはどうすれば良いのか?

 

 

今後、サービス業での勝敗は良い人材を集められるかどうかで決まる、と思います。

 

 

今、日本の企業は転換期を迎えています。

 

バブル時代に大量雇用した人材が多く会社に存在し、そのために若い世代を雇用できなくなっている頭でっかち状態。

 

しかし企業には若い人が必要です。サービス業では特に。

 

 

60歳のウエイター・ウエイトレスより25歳の方を多くの人が好みます。これが現実。

 

ですので、50歳を超えてくるとサービス業では現場で働きにくくなります。

 

これまでは企業も成長を続けてこれたので、50歳を超えてくると管理職にして複数店舗を管理させておけばよかったのですが、企業の成長も止まり、若い世代が減ってきているので、そうもいかなくなってきています。

 

飲食店でも60歳手前の店長が多く存在するようになってきました。

 

しかし、飲食店を始めとするサービス業は若い人の方が結果を出します。これも現実。

 

企業は熟年世代を退職させて若い世代への転換を図りたいのです。

 

特に成熟市場であるサービス業はその動きが顕著です。

 

 

このような背景により、企業の終身雇用・年功序列は崩壊してきています。

 

生涯1つの会社で勤め上げるなんてことはなくなってきます。

 

しかし、魅力のない企業には人は集まりません。

 

世にいうブラック企業も今までは供給過多だったので、雇用も何とかなってきましたが、今は売り手市場になってきており、ブラック企業には人は集まりません。

 

ブラック企業には働き手が居なくなります。

 

現にサービス業の人出不足はすでに深刻な問題になっています。

 

この働き手を集められるかどうかが、今後サービス業で独立開業・起業して成功するために必要なことなのです。

 

サービス業で独立開業・起業して成功するには人出不足を解消できるかが鍵を握る

 

  1. サービス業は成熟しきった市場なので、付加価値をつけにくい。
  2. 企業は売上を上げるために、労働者に長時間労働をさせる。

 

上記の結果、サービス業は3Kの職種と言われ、働き手が減っています。

 

政府による働き方改革が推奨されている昨今、サービス業でも長時間労働は減っていくでしょう。

 

そうするとどうなるのか?

 

競合店のマネだけで成り立ってきた企業はそもそも後発なので販売単価を下げています。

 

ですので利益は少ない。

 

利益の少なさをサービス残業などでカバーすることで成り立たせていたりするのがブラック企業です。

 

劣悪な労働環境で社員・従業員を酷使することで成り立っている企業。

 

サービス業には特に多いですよね。私はまともなサービス業の会社を見たことがありません。

 

 

しかし、ブラック企業には今後、人は集まりません。ブラック企業は雇用できないので倒産します。

 

すると店舗数が減って、飽和状態である市場が適正数になってきます。

 

飽和状態が解消され、適正数になると今のような過剰な価格競争を行わなくてもよくなります。

 

私はあと数年で多くのサービス業の企業が閉店・倒産になると思っています。

 

これは今後サービス業で独立開業・起業を考えている人にとってはチャンスです。

 

 

このあと数年でサービス業の市場は大きく変化してくるでしょう。

 

変化はチャンスです!

 

サービス業で独立開業・起業したい人はこのチャンスを逃さないでください。

 

サービス業における成功の鍵は良い人材を集めることです。

 

これができれば生き残れます。社員・従業員を大切にしない企業は潰れます。

 

自分の会社・店舗で働いてくれる人を大切にし、退職者を減らし、働いてもらう魅力を与え続けることが、今後サービス業で成功できる要因でしょう。

 

このサイトは独立開業・起業する人を応援します!

 

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